2024年12月11日(水)の営業時間

いきもの

富士山こどもの国では、めずらしい昆虫やシカ・ウサギなどの動物、たくさんの野鳥が見られます。

富士山こどもの国には、クワガタやカブトムシなど子供達に人気の昆虫から、ノウサギやシカなどの草食動物、キジなどの野鳥などたくさんの生き物が生息しています。
なかでも野鳥の種類は豊富で、年間を通じて生息する野鳥のほか、夏と冬にしか見られない鳥も見ることができます。

アオゲラ
アオゲラ
生木に掘った巣へ卵を産み、雌と雄が交代で卵を温めます。鳴き声は「キョッキョッ」。また繁殖期には口笛のようなピョーピョーピョーという声も発することがあります。近づくと鳴きながら飛んで、園内を飛び回っています。運がよければ冬場にドラミングを聴くことができます。
アオサギ
アオサギ
川や湖などの水辺に生息する鳥です。魚や両生類・鳥の雛・小型の哺乳類・甲殻類・昆虫などを食べます。水の国のギンブナ、ニジマスをよくねらっています。いつでも見られますが、警戒心が強く人が近づくと怒りの鳴き声をあげ飛んでいきます。
アオバト
アオバト
海水や温泉水など塩分を含む水を飲み、現在もその生態があまり解明されていない謎めいた鳥です。園内で鳴き声を聞くができますが、めったに姿を見ることはできません。繁殖期には「アーオアオ」などと物憂げな声で鳴きます。
アカゲラ
アカゲラ
アオゲラと同じように頭部に赤い模様がありますが、お腹の色も赤いことで区別できます。くちばしで木の皮や隙間をつついて昆虫などを食べます。「キョッキョッ」と鳴き、飛ぶときはケレケレケレと鋭い声を出します。園内どこでも声を聞くことができます。
アカハラ
アカハラ
ツグミの仲間で、草原やクロスカントリーコースの芝生上で餌を探している場面に出会うことがあります。「キョロン キョロン チー」、または「キャラン キャラン ツリー」と、澄んだ大きな声を遠くまでひびかせます。胸から腹へ赤味がかった橙々色をしています。
アトリ
アトリ
花の谷からオートキャンプ場までに繁殖しているハンノキの実などを食べに集団で飛んでくることがあります。雄は顔から頭が濃い灰色っぽく、雌の顔は褐色です。胸から脇にかけてオレンジ色の姿は、冬枯れの景色にとてもよく映えます。
イカル
イカル
留鳥ですが、こどもの国では営巣していません。ずんぐりした体つきをしており、黄色で太く大きいくちばしをもっています。昔から口笛のような音質の「キーコキー」というさえずりが、「お菊二十四」「蓑笠(みのかさ)着い」などと聞き習わされ、親しまれてきた鳥です。
ウグイス
ウグイス
「ホーホケキョ」でおなじみの、日本に生息するさえずりが美しい「日本三鳴鳥」の中で最も有名な鳥です。一年中、園内のどこにでもいます。食性は雑食。平地で鳴き始める季節が早春であることから春告鳥(ハルツゲドリ)の別名があります。
ウソ
ウソ
名前は九州の方言で口笛を意味する「ウソ」に由来しています。木の芽をついばみ、春先になるとサクラの芽を食べます。メスは茶色と黒色の配色ですが、オスは灰色と黒色、頬から喉にかけて目立つ赤色があります。警戒心が比較的薄く、観察しやすい鳥です。
エナガ
エナガ
綿を丸めたようなからだに長い尾羽がついた、かわいらしい鳥です。園内のマメザクラやケヤキの木などで見かけます。コケを集めてこしらえたおわんに外側にクモの糸でウメノキゴケを貼りつけ、内側には鳥の羽兎の毛などを敷く凝った巣をつくります。
カケス
カケス
園内では雪の丘やロッジ裏のスギ、ヒノキの高い木の上の方にいます。「ジェー、ジェー」としわがれた声で鳴き、ますが、しばしば他の鳥の声もまねることがあります。体色は薄い茶色。つばさの黒や白と青色のまだらの模様が美しい鳥です。
カシラダカ
カシラダカ
興奮すると頭頂部の羽を立たせることからこの名がつきました。地上を跳ね歩きながら時々冠羽を立てて、草木の種子を食べています。鳴きは「チッ、チッ」。体全体が茶褐色で、目の上とのどの部分に白い模様があります。園内のススキや低木に群れをなしています。
ガビチョウ
ガビチョウ
ペットとして輸入されたものが逃げて日本に定着した鳥です。わんぱくの森の中で大音量のさえずりを聞くことがあります。穀物の食害が懸念されることから侵略的外来種にリストアップされています。、眼のまわりとその後方に眉状に伸びた特徴的な白い紋様を持っています。
カルガモ
カルガモ
湖沼、河川などに生息する留鳥(年間を通して同じ場所に生息し、季節による移動をしない鳥)で、水の国の大池などで見ることができます。「グェ、グェ」と太い声で鳴きます。腰の部分に白い三日月模様があり、飛ぶ時腹は黒く見えます。
カワウ
カワウ
全身ほぼ黒色の、ガチョウほどにもなる大型の水鳥です。魚獲りが上手で、大池のギンブナを水面まで運んで飲み込んでいます。水にぬれた翼は大きく広げて乾かします。飛び立つときには助走が必要で、両足をそろえてジャンプします。
カワラヒワ
カワラヒワ
褐色の鳥に見えますが、飛ぶときの翼の黄色の帯は鮮やかでよく目立ちます。「キリコロロ、ビィーン」などと聞こえる声でさえずります。注意深く観察すると、まきばやわんぱくの森、花の谷周辺の芝の上や低木に止まっている姿を見かけることがあります。
キジ
キジ
園内を歩いていると突然飛び出してくることがあります。オスは翼と尾羽を除く体色が全体的に美しい緑色をしており、真っ赤な顔をしています。また、繁殖期になると縄張りを守るために赤いものに対して攻撃的になり「ケーン」と大声で鳴きます。
キジバト
キジバト
市街地でも普通に見られる鳥です。木の上に小枝などを組み合わせた皿状の巣をつくりますが、建築物に巣をつくることもあります。おもに果実や種を食べますが、昆虫・ミミズなども食べます。和名はキジの雌に体色が似ていることが由来とされています。
キビタキ
キビタキ
オスは水仙の橙色や黄色をおもわせる体色をしていますが、メスは地味な緑色をしています。7~8月初旬にかけて、「湿性の森」でペアで見かけることがあります。さえずり声は大変変化に富んでおり、時にはセミのツクツクボウシの鳴声とそっくりにさえずることがあります。
コガラ
コガラ
昆虫や節足動物、果実等を食べ、そのするどいくちばしで固い果実でもこじ開けて食べることができます。頭に黒いベレー帽のような模様があり、胸元にもネクタイのような黒い柄があります。比較的警戒心が薄く、冬山などでは飛んで来て人の頭に止まったりすることさえあります。
コゲラ
コゲラ
日本最小のキツツキです。一年中、園内どこでも見かけられます。背中にこげ茶色に白い点模様が沢山ありますが、地方によってに色彩に変化があります。鳴き声は「ギイー、ギイー」。春や夏は木の葉につく虫を食べていますが、冬には木の幹に穴をあけてエサを探しているようです。
コムクドリ
コムクドリ
夏になると、溶岩谷から雪の丘へ向かう道沿いの木々に集団でやってきます。木の洞やキツツキなどの古い巣に枯葉や落ち葉を敷いて住み家にしますが、こどもの国の巣箱を利用したりもしています。「チ、チ、チ、ピーキュル、ジョイジョイジョイ」など明るい声と濁った声を混ぜながら早口で鳴きます。
シジュウカラ
シジュウカラ
平地から山地の林、湿原などに生息する留鳥(年間を通して同じ場所に生息し、季節による移動をしない鳥)です。甲高いよく通る声で「ツィピー、ツィピー」、と鳴きます。写真はこどもの国の工作体験で作った巣箱にいる様子を撮ったものです。
ジョウビタキ
ジョウビタキ
身近な冬鳥の一つです。「ヒッ」や「キッ」と聞こえる甲高い声と軽い打撃音のような「カッ」という声を組み合わせた特徴的なものでこの音が火を焚くときの火打石を打ち合わせる音に似ていることから、「火焚き(ヒタキ)」の名が付いたとされています。単独でいることが多く、めったに見かけることはありません。
ソウシチョウ
ソウシチョウ
「かご抜け鳥」と呼ばれる東アジアの外来種です。十里木でよく見かけますが、園内では「湿性の森」に時々小集団で飛来します。ウグイスやオオルリが縄張り争いに巻き込まれるおそれから、侵略的外来種に選定されています。つがいのオスとメスを分けてしまうとお互いに鳴き交わしをするため、相思鳥の名がついたと言われています。
ツグミ
ツグミ
小林一茶の句「喧嘩すな あひみたがひに 渡り鳥」で詠まれた「渡り鳥」です。冬に聞こえた鳴き声が、夏になると聞こえなくなることから口を「つぐむ」にちなんで名付けられましたが、古くは地面をはねるようにとんでエサをとる格好から「跳馬」と呼ばれていました。昆虫、果実などを食べます。園内では落葉の木に止まっているので探しやすいです。
ツバメ
ツバメ
渡り鳥の代表的なもので、こどもの国のこどもセンターやこどもホールの軒下でも、雛を育てる様子が見られます。昔から雷や火事を防ぐ生きものと信じられ、おめでたいしるしの鳥として人々に愛され、大切にされてきた鳥です。オスメス同色ですが、尾が長い方がオスです。
トビ
トビ
トンビともいいます。ほとんど羽ばたかずに尾羽で巧みに舵をとり、輪を描きながら上空へ舞い上がる様や「ピーヒョロロロロ・・・」という鳴き声でよく知られています。公園や観光地で人の食べものを狙ったりすることもありますが、こどもの国では上空を飛んでいるのみです。
ハクセキレイ
ハクセキレイ
一旦高いところに留まって場所を探し、歩きながら水中や岩陰、土中などに潜む昆虫やクモ、ミミズなどを捕えて食べます。鳴き声は「チュチン、チュチン」、飛ぶときは「チチッ、チチチッ」と鳴きます。尾っぽを上下に振る姿が特徴的で、こどもの国では街の広場や雪の丘付近でよく見られます。
ビンズイ
ビンズイ
鳴き声は「ビンビンツィーツィー」。木の上や岩上など目立つ場所でさえずったり、そこから舞い上がってさえずりながら隣の樹上や岩の上にとまります。山地の林でこんな飛び方をするのは、日本ではビンズイだけです。松林に好んで住み、地上で餌を探します。地上でも木の枝でも、人間のように脚を交互に出して歩きます。
ベニマシコ
ベニマシコ
オスは赤く、メスは茶色をしています。マシコとは「猿子」と書き、オスが猿のように顔が赤いことからそう呼ばれています。「フィッ、フッ」あるいは「ピッホー」と聞こえるやわらかい声を出します。ふだんは地上や樹上で昆虫などを食べますが、冬はイネ科やタデ科の草の実をついばんでいます。
ホオジロ
ホオジロ
顔の模様と「ピッピチュ、ピーチュー、ピリチュリチュー」という独特のさえずりが特徴的な鳥です。顔は喉・頬・眉が白く目立ち、「頬白」の和名はここに由来しています。繁殖期には昆虫類を、秋から冬にかけては植物の種を食べます。日本では多くの自治体の鳥に指定されている人気の鳥です。
ミヤマホオジロ
ミヤマホオジロ
地鳴きは「チッチッ」。和名のミヤマは山奥ではなく「遠隔地」を指し、以前は朝鮮半島での繁殖は確認されていたものの日本での繁殖が確認されていなかったことに由来しています。シルエットや雰囲気がカシラダカに似ていますが、腰の色が明るい灰褐色をしていることで見分けられます。
ムクドリ
ムクドリ
椋の木の実を好んで食べるため「椋鳥」と呼ばれるようになったといわれていますが、実際は雑食で、昆虫や昆虫の幼虫、果実を食べたりしています。両親ともに子育てを行い、とくに育雛期には両親が揃って出掛け、食糧を探して仲良さそうに歩き回る様子を見ることができます。
メジロ
メジロ
虫なども食べますが、果実のほか花の蜜を大変好み、春先には梅の花を求めて集まってきます。比較的警戒心が緩く、姿が観察しやすい鳥です。ぴったりと枝に並ぶ習性がありますが、込み合っていることや物事が多くあることを意味する慣用句「目白押し」はメジロのこの様子に由来するものです。
モズ
モズ
昆虫や節足動物・甲殻類・両生類・小型爬虫類のほか小型の鳥類、小型哺乳類などを食べる鳥です。「速贄(はやにえ)」という、捕らえた獲物を木の枝等に突き刺したり、木の枝股に挟む行為を行います。漢字では「百舌鳥」と書き、さまざまな鳥の鳴き声を真似た、複雑なさえずりが和名の由来とされています。
ヤマガラ
ヤマガラ
昆虫、クモ、果実のほか、足を使って堅い木の実などをはさんで叩き割って食べます。シジュウカラより尾が短く、シジュウカラより低い声・ゆっくりしたテンポで「スィー、スィー」と鳴きます。比較的人に慣れやすく、こちらがじっとしているとヤマガラの方から近寄ってきてくれることもあるほどです。
シカ
シカ
草原の国のクロスカントリーコースや、森の中に群れで生息しています。オスにだけ生えてくるシカの角は春先になると抜け落ち、新しい角が生えてきます。園内で足元を注意深く見ていると、ときどき抜け落ちたシカの角に出くわすことがあります。
ノウサギ
ノウサギ
おもに低山地から山地の草原や森林などに生息しており、群れをつくらず単独で生活しています。ねぐらを中心に半径が約400mの範囲で行動します。基本的には夜行性で、昼間は藪や木の根元などで休みます。植物の葉、芽、樹皮などを食べます。こどもは生後1週間ほどで、自分で食べはじめることができます。
シオカラトンボ
シオカラトンボ
湿地帯や田などに生息する中型のトンボである。日本全土のほか、ロシア(極東)、中国、韓国、台湾などに分布する。平地の湿地やため池にいるごく普通な種で、市街地などにも広く見られるため、日本では最もよく親しまれているトンボの一つである。園内では、【水の国エリア】湿性の森や大池周辺で観察できるよ。
アキアカネ
アキアカネ
トンボ科アカネ属に分類されるトンボの一種。日本では普通に見られる。俗に赤とんぼと呼ばれ、狭義にはこの種だけを赤とんぼと呼ぶことがある。季節的な長距離移動がよく知られている。平地から山地にかけて、水田、池、沼、湿地などに生育する。底質は泥で、汚れた水質の環境に生育することが多い。麓で羽化してから山を上ります。園内では、【水の国エリア】湿性の森や大池周辺で観察できるよ。
コシアキトンボ
コシアキトンボ
6月から9月頃まで池の周辺で見られるトンボです。真っ黒な体に腰に白い帯があるので「腰空きトンボ」と名が付きました。白黒模様のため、「パンダトンボ」のニックネームがあります。腰が白いのは成熟したオスでメスや未成熟なオスは黄色です。オスは縄張りを作り、同じ場所を飛んでいます。
クロイトトンボ
クロイトトンボ
黒っぽくて、胸部側面と腹部の先が青いイトトンボ。成熟したオスは胸の横が粉をふいたように白くなる。平地の池や沼に生息し、晴れた日の午前中には精力的に飛び回り、激しい縄張り争いをします。
オニヤンマ
オニヤンマ
オニヤンマはトンボの種類の中でも体が大きな日本最大級のトンボです。眼は緑色で、体は黒・黄のしま模様になっています。日本全国で見られ、オスは90〜110mm程、メスは98〜114mm程にもなる大きさです。体格の割に飛行速度が速く、時速80kmにも達する能力を備えています。オニヤンマはきれいな水辺に生息し、特に日陰などの涼しい場所を好みます。
ギンヤンマ
ギンヤンマ
黄緑色が美しいヤンマ科のトンボです。オスの腹部の付け根辺りは水色になっていて特徴的です。飛んでいるときでもこの水色が見えたらギンヤンマとわかります。メスにはこの水色部分はないのですが、オスメスともに腹部の下側が白っぽい銀色になって見えます。この部分が銀色になっているのが名前の由来ですね!
ウチワヤンマ
ウチワヤンマ
ヤンマなのにヤンマでない「サナエトンボ科」この仲間はトンボの中でも複眼が離れているのが特徴の一つです。タイワンウチワヤンマはサナエトンボ科の昆虫で、複眼が離れていますね。ヤンマ科のギンヤンマでは左右の複眼はくっついているように見えます。腹部第8節の側縁がひろがってウチワ状になっているのが名前の由来です。
ショウジョウトンボ
ショウジョウトンボ
真っ赤な色が印象的なトンボです。メスはこれほど赤くはなりません。この赤が伝説上の怪物“猩猩(しょうじょう)” の赤を思わせるということから名前がついています。生物多様性センターでは個体数も多く、よく見かけます。物に止まる頻度も高く、 写真にはとりやすい種類です。府内にはよく似たネキトンボが生息しますが、ショウジョウトンボでは脚まで赤くなるのに対して、ネキトンボの脚は黒色をしています。
ツマグロヒョウモン
ツマグロヒョウモン
まるで豹(ヒョウ)のような模様の翅(はね)を持つチョウ、ヒョウモンチョウ類。 その中でもツマグロヒョウモンは、都市周辺でも比較的よく見かける種類です。 写真のように、メスの前翅(まえばね)の先のほうが黒っぽくなっているのがこのチョウの特徴であり、名前の由来でもあります。南西諸島ではその出現はまれでないが、本土では非常に珍しい。園内では、【水の国エリア】湿性の森で観察できるよ。
ルリタテハ
ルリタテハ
ルリタテハは飛ぶのが早いという特徴があり、日中は餌となる樹液などを求めて敏速に飛行しています。翅の地の色は黒色ですが名前の由来ともなっている翅の表面の外べりに沿った鮮やかな青色の縦帯が特徴的です。翅の外べりのデコボコが大きく、かなり複雑な形をしている事もルリタテハの特徴のひとつとなっています。
ミヤマカラスアゲハ
ミヤマカラスアゲハ
青緑色に輝く、美しいアゲハチョウ。カラスアゲハに似るが、より色彩が鮮やかで美しく、前翅の表面に白っぽく輝く線が入っていること、後翅の裏面に白い帯があることで見分けられる。山地性で、緑深い山奥の渓流沿いなどで見られる。アザミなどの花で吸蜜したり、地面で吸水していることが多い。
ウスバシロチョウ
ウスバシロチョウ
透けるほど薄い前翅をもつアゲハチョウで「ウスバアゲハ」とも呼ばれる。翅は全体的に白く、翅の先端にかけて透明の帯が走る。胴体は黒く、頭部の周りにファーのようにオレンジ色の毛が生えている。
ナナホシテントウ
ナナホシテントウ
黄赤地に7つの黒紋をもつ、最もなじみ深いテントウムシ。草原や畑などでよく見られる。成虫で越冬し、春早くから活動を始める。かわいらしげなイメージとは違って、肉食性の昆虫で、成虫・幼虫ともに植物に付くアブラムシを食べる。
タイコウチ
タイコウチ
成虫の体長30 - 35mm。体色は褐色。尻に長い呼吸管を具え、その先端を水面に出し水中で獲物を待ち伏せする。肉食性で、鎌状の鋭い前肢で魚類、他の水生昆虫、オタマジャクシ等を捕らえ、口針から消化液を送り込み溶けた体組織を吸入する体外消化を行う。11月頃に陸上及び水中で越冬する。寿命は2 - 3年ほど。園内は、【水の国エリア】大池で観察できるよ!
ミズマカマキリ
ミズマカマキリ
体長40 - 50mm。体は細長く、体色は暗褐色である。雄の呼吸管は体長より長く、雌の呼吸管は体長とほぼ等しい。水田や池沼の水中に生息し、タイコウチなどに比べて深い水深を好む傾向がある。水その細長い体ゆえか飛行能力は水生カメムシ類の中で最も高く、昼間でも頻繁に飛ぶ。これは生息範囲を広げるのに有効で、一旦生息環境が失われ再び環境が回復した水域への回帰、人工水域への移入定着が本種は進みやすい。
アメンボ
アメンボ
水面で活動するカメムシ目としては最大で、体長は3mm~26mm。中脚と後脚が非常に長く、特に中脚は体長を著しく超えるほど。前脚は短い。脚の付け根は、中脚と後脚は接しているが、前脚は離れている。脚先には短い毛が密生している。多くは細長い棒状の体型を持つが、海生のウミアメンボ亜科は卵型。体色は地味な黒ないし赤褐色。淡色の条紋をもつこともあるが目立たない。
マツモムシ
マツモムシ
体は細長い楕円形、触角は短く、鋭い口吻を持つ。前脚、中脚はやや短いが、水生肉食カメムシ類の特徴である鎌状に近い形で、獲物を捕らえるために使われる。水中でうまく泳ぐために後脚は遊泳脚として発達している。灰黄色で黒色の斑点があり、ビロードのような光沢を持つ。
ガムシ
ガムシ
多くの種は淡水の水中で生活するが、水生昆虫として同様に繁栄しているゲンゴロウ類と異なり、必ずしもすべての種が典型的な水生昆虫というわけではない(およそ3分の1が陸生)。ただし、典型的な水生昆虫ではない種であっても全く水に縁がない訳ではなく、湿原の水際の地表であるとか、ウシやウマのような湿り気の多い塊状の糞をする草食獣の糞塊中が、いわゆる陸生のガムシ類の生活の場である。
モリアオガエル
モリアオガエル
山地で多く見られ、非繁殖期はおもに森林に生息するが、繁殖期の4月から7月にかけては生息地付近の湖沼や水田、湿地に集まる。成体は他のカエルと同様に肉食性で、昆虫類やクモ類などを捕食する。一方、成体の天敵はヤマカガシ、ニホンイタチ、ニホンアナグマ、タヌキなどである。モリアオガエルの生活史の特性は、特に産卵生態によって特徴付けられる。カエルは水中に産卵するものがほとんどだが、モリアオガエルは水面上にせり出した木の枝や草の上、地上などに粘液を泡立てて作る泡で包まれた卵塊を産みつける。
ウシガエル
ウシガエル
水草の繁茂する流れの緩やかな河川、池沼、湖、湿地に生息する。夜行性。強い警戒心により日中も暗所を好むため、しばしばアシの茂み、岸辺の土手、土管・暗渠などに潜み、水中から目鼻のみ出している。外敵が近づくと跳躍して逃げる。夜間は上陸したり継続的に鳴いたりするなど、活動がより活発となる。鳴き声は「ブオー、ブオー」というウシに似たもので、和名の由来にもなっている声は非常に大きく数キロメートル離れていても聞こえることがある。
バッタ
バッタ
バッタは、大きく発達した後ろ脚で体長の何十倍もジャンプができ、成虫になると翅(はね)が伸びて飛ぶこともできるようになります。 (成虫になっても翅が小さいままで、飛ばない種類もあります)キリギリスやコオロギなども同じバッタ目で一見よく似ています。園内全域で観察できるよ。
カナヘビ
カナヘビ
背中が茶色~褐色で、尾が長いのが特徴です。鱗ひとつひとつに“キール”と呼ばれる筋があり、手で触るとザラザラします。ニホントカゲと間違われることがありますが、ニホントカゲの体の表面には光沢があるのに対し、ニホンカナヘビはカサつく外見をしています。園内では、【水の国エリア】水の家の周りのデッキで観察できるよ。
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